久々に岩手県は川井村(合併でもう宮古市か)の開拓集落、タイマグラへ行ってきた。
この土地と住人各位のことは、民宿の女将のエッセイとか、桶屋さんの仕事とか、その相方の染め屋さんとの暮らし方とか、ドキュメンタリー映画[タイマグラばあちゃん]とそれを撮った監督さんの話題でなにかと知っている人もいるであろう。
今回は民宿に泊まって飯酒をくらいながら、せめて一晩だけではあるがのんびりとする、桶屋さんとカントクに買っていいただいたkawa-usso米も配達しつつ。

翌朝、外の一輪車のたまり水に薄氷発見。この冬最初の氷である(毎年、宮城以外のどこかの旅先で初氷に出会うのだ)。
10月はじめ、盛岡フォーラムで澄川嘉彦監督の新作[大きな家〜タイマグラの森の子供たち]を観た。クマタカや、ノウサギや、百年の時間を生きた木といっしょに育つと、子供はこんな顔になるのか。と思う。そういう作品であった。前作[タイマグラばあちゃん]同様、座標軸になる映画。
確かめて歩いているつもりが、正しいのかどうかわからなくなる。何度も迷って、何度も方角を確かめる。そういうときにのぞきこむコンパスのような。
上映スケジュールはこちら[いせフィルム]
この土地と住人各位のことは、民宿の女将のエッセイとか、桶屋さんの仕事とか、その相方の染め屋さんとの暮らし方とか、ドキュメンタリー映画[タイマグラばあちゃん]とそれを撮った監督さんの話題でなにかと知っている人もいるであろう。
今回は民宿に泊まって飯酒をくらいながら、せめて一晩だけではあるがのんびりとする、桶屋さんとカントクに買っていいただいたkawa-usso米も配達しつつ。

翌朝、外の一輪車のたまり水に薄氷発見。この冬最初の氷である(毎年、宮城以外のどこかの旅先で初氷に出会うのだ)。10月はじめ、盛岡フォーラムで澄川嘉彦監督の新作[大きな家〜タイマグラの森の子供たち]を観た。クマタカや、ノウサギや、百年の時間を生きた木といっしょに育つと、子供はこんな顔になるのか。と思う。そういう作品であった。前作[タイマグラばあちゃん]同様、座標軸になる映画。
確かめて歩いているつもりが、正しいのかどうかわからなくなる。何度も迷って、何度も方角を確かめる。そういうときにのぞきこむコンパスのような。
上映スケジュールはこちら[いせフィルム]
しかしこれは人呼んで「欺瞞の天気」。秋田沖にある小さい低気圧との間がつまり若干の高圧部だから、いっとき回復した。けれどこの低気圧、小粒ながら強い寒気を巻き込んでいる。明るくなる頃にはもうでかい雨粒が降り出した。一面の雨雲に覆われているのではなく、小さくて強い雨雲がいくつもいくつも流れ、その合間には青空さえ見えて時に日が降り注ぐ。強雨、ときどき晴れ。降ったり、止んだり、てかったり。けれど終日安定する可能性はゼロ。山の方角で雷も太鼓を叩いていた。一年に一回あるかないかの空模様である。広い地図で見れば、岩手の県央から北海道央辺りだけ、コンパクトに荒天だ。
それでも盛岡市にほど近い滝沢村の
岩井沢家特製のランチ(¥600)は、東北3県の米をおむすびで。秋田県は
アメリカに行けばササニシキもコシヒカリも、黒毛和牛も短角牛も(ほんといるんだぜ)、地平線が見える環境で作られて、貿易に一切のカベがなくなる日を狙っている。それらが日本のと比べて美味しくないとは言わない。食べてないからなおのこと言えるはずはない。
商品としての食べ物にそのような背景を望む買い手は、いくらもいない時代だろう。安さが第一の美徳と疑わない人。漁や職人技の苦労話さえ、どれだけ旨いかプレミアムをつけられるかの「ソース」にしか解釈しない人。両派は等価である。価値観は自由、多様と頑張られてもあえて言い切ってみせましょ、そういう買い物だけで成り立っている生活は寂しいものである。

今月は少々トラブルが相次いで困っている。「気が低迷している証なので、生産的な活動はせずにネコと遊んでいるのがよい」と、ありがたいアドバイスもいただいた。
腹毛をいじりながら考えているのは、今度トーキョーに行ったら天ぷら屋のカウンターで左のようなタネを揚げてもらいたいなーなどと。
ふるさと岩手の芸能とくらしを綴るミニコミ誌[とりら]4号、出来。
なお、岩井沢家特製ランチおむすびは有料です。確か数量限定だったよーな気が。


すなわち、落ち穂ひろい。
[ひとめぼれ]から。

