もう一人、無事。
NHKの朝ニュースを見ていたら、せっせと瓦礫を片付ける方に見覚えがある。陸前高田の木挽きさんだ! [木の家に住むことを勉強する本]で取材申し上げた、この写真で伐木の根元にいる方。 佐藤直志さん。樹齢ざっと100年の杉を伐採する闊達な身のこなしを、今も鮮やかに覚えている。木を倒すだけでなく、頼まれれば家一軒分の木材を周辺の山から調達できる(そうでなければ本来は木挽きを名乗れないそうな)、材木店や大工たちの信頼厚い木挽きさんだ。
うれしすぎる驚きで、頭が映像を追いかけることで手いっぱい、ニュースのコメントをほとんど覚えていない。佐藤さんの家は高台にあったから流失は免れたのだろうか。でもきわどい標高に建っていたように覚えているが。でも、でもとにかく生きておられたのだ、ありがとう。
壊れた住まいの片付けをしながら、離散した近隣の方々が帰って来られる日を待っているという。
自分もいま石巻の生家に居るが、しょっちゅう出かけているせいで、この心は芭蕉ではないけれども旅を住処としてしまった。いわば転がる石(まさにローリングストーン=石巻/笑)。本来は佐藤さんのような、強く深く根を下ろした木のような生き方が、ごく当たり前なのだと思う。土に着く人は、粘り腰。「主語」になり再起に向かっている人を、援護していかなくては。周りの人も。もちろん国や県や自治体〜まちづくりを広く考える人も。
うれしすぎる驚きで、頭が映像を追いかけることで手いっぱい、ニュースのコメントをほとんど覚えていない。佐藤さんの家は高台にあったから流失は免れたのだろうか。でもきわどい標高に建っていたように覚えているが。でも、でもとにかく生きておられたのだ、ありがとう。
壊れた住まいの片付けをしながら、離散した近隣の方々が帰って来られる日を待っているという。
自分もいま石巻の生家に居るが、しょっちゅう出かけているせいで、この心は芭蕉ではないけれども旅を住処としてしまった。いわば転がる石(まさにローリングストーン=石巻/笑)。本来は佐藤さんのような、強く深く根を下ろした木のような生き方が、ごく当たり前なのだと思う。土に着く人は、粘り腰。「主語」になり再起に向かっている人を、援護していかなくては。周りの人も。もちろん国や県や自治体〜まちづくりを広く考える人も。
by kawa-usso
| 2011-06-17 08:49
| 震災を越えて。