新書斎。
震災以前の書斎は、住まい西端(の出っぱり)。
窓から石を投げると、軽〜くとどく距離に北上川があって、落ちてゆく夕日が見られた。
しかし地盤沈下は西端ほど激しく、修理は不可能と判断、解体。
母屋は、東西の両端で地盤沈下。玄関側から離れて眺めると、明らかに屋根の線がカタカナの「へ」になっていた。基礎などない。昔ながらの束建て(石場建て)で、その束も全部へし折れていた。
さて補修はまず母屋全体を約1.5mジャッキアップし、コンクリートでベタ基礎を築く。立ち上がりは70センチ、かなり高い。その上に母屋を戻し下ろした。東端にあった風呂場&洗面所は、家の裏手〜震災前には茶の間だった場所へ移す。じゃ家人はこれからどこでくつろぐのか? はい、客間が常居を兼ねるのです。ここまでで、2011年が閉幕。
年が明けて、風呂場&洗面所だったスペースを新書斎にした。1間(約1.8m)✕2間半、微妙にウナギの寝床みたいな約5畳。ここに机、書架、寝るとこも兼ねてベッドを押しこむ。
家内を西から東へ、裏から表へ。風通しはまあまあ。とても。西日の灼熱地獄からは解放される。
本棚をどうするかがキモであった。補修ではジャッキアップの準備として、「重いものは極力屋外へ運びだして下さい」。本の一時避難と、工事を終えてからの新書架(旧書架は震災で見事にへし折れ尽くした!)への移設をスムーズに行える方法がないか。
ヒントになったのは、盛岡の関係各位が催した、リンゴ箱の古本市(ちなみに来たる5月に催される、まち✕本のイベント『モリブロ』でも、古本市が立つよ)。出店者がリンゴ農家が使う木箱1つ分の本を持ち寄り販売するというもの。この木箱をどっさり用意して本を収め、プレハブに一時避難しよう。そして補修が終わったら木箱をそそまま重ねて書架にすればいい。どうせ、あんな地震がまたきたら壊れるに決まっている。壊れてもまた作り直せる本棚にしようと思った。
リンゴといえば津軽! 軽トラックで360キロをすっ飛ばし(高速無料だったし)、36コばかし買ってきた。確か1コ350円しなかったと思う。さすが王国。
しかしリンゴ箱の内法は、29センチ。A4を立てて収納できないのだ。そこで案じた一計。
①長1830✕幅155✕厚15ミリの杉板を買ってくる。
②それを2枚並べて、両端にリンゴ箱を載せる。
③上からも杉板を2枚並べる。
④このサンドイッチ状態で固定する。と、リンゴ箱の外寸がつっかえとなって支えられた真ん中のスペースは、ジャストA4版が縦に収まる。リンゴ箱内には小さな版型の本、あるいはA4版雑誌を、背を見せて平積み。
⑤これを2〜5段重ねれば、書架ができる!
ベッドもリンゴ箱を並べた上に桐のスノコ置き、ベッド用のボードと薄手のマットを載せて完成。足元が収納になった。
机はパイプ脚の一方を、リンゴ箱2段書架に変えて。そのてっぺんもL字型デスクとして使う。PCと書き物、本、コーヒー、ぜんぶ同時に並べられるのでとても使い勝手がよろしい。
さて、すべての本を収めるには、姉の部屋を片づけ、書庫に新装しなければならない。壁一面に、5段(165センチ)のリンゴ箱書架をこさえるのだ。あと、古タンスと押入れも使う。でも、先の見通しはついたぞ。
窓から石を投げると、軽〜くとどく距離に北上川があって、落ちてゆく夕日が見られた。
しかし地盤沈下は西端ほど激しく、修理は不可能と判断、解体。
母屋は、東西の両端で地盤沈下。玄関側から離れて眺めると、明らかに屋根の線がカタカナの「へ」になっていた。基礎などない。昔ながらの束建て(石場建て)で、その束も全部へし折れていた。
さて補修はまず母屋全体を約1.5mジャッキアップし、コンクリートでベタ基礎を築く。立ち上がりは70センチ、かなり高い。その上に母屋を戻し下ろした。東端にあった風呂場&洗面所は、家の裏手〜震災前には茶の間だった場所へ移す。じゃ家人はこれからどこでくつろぐのか? はい、客間が常居を兼ねるのです。ここまでで、2011年が閉幕。
年が明けて、風呂場&洗面所だったスペースを新書斎にした。1間(約1.8m)✕2間半、微妙にウナギの寝床みたいな約5畳。ここに机、書架、寝るとこも兼ねてベッドを押しこむ。
家内を西から東へ、裏から表へ。風通しはまあまあ。とても。西日の灼熱地獄からは解放される。
本棚をどうするかがキモであった。補修ではジャッキアップの準備として、「重いものは極力屋外へ運びだして下さい」。本の一時避難と、工事を終えてからの新書架(旧書架は震災で見事にへし折れ尽くした!)への移設をスムーズに行える方法がないか。
ヒントになったのは、盛岡の関係各位が催した、リンゴ箱の古本市(ちなみに来たる5月に催される、まち✕本のイベント『モリブロ』でも、古本市が立つよ)。出店者がリンゴ農家が使う木箱1つ分の本を持ち寄り販売するというもの。この木箱をどっさり用意して本を収め、プレハブに一時避難しよう。そして補修が終わったら木箱をそそまま重ねて書架にすればいい。どうせ、あんな地震がまたきたら壊れるに決まっている。壊れてもまた作り直せる本棚にしようと思った。
リンゴといえば津軽! 軽トラックで360キロをすっ飛ばし(高速無料だったし)、36コばかし買ってきた。確か1コ350円しなかったと思う。さすが王国。
しかしリンゴ箱の内法は、29センチ。A4を立てて収納できないのだ。そこで案じた一計。
①長1830✕幅155✕厚15ミリの杉板を買ってくる。
②それを2枚並べて、両端にリンゴ箱を載せる。
③上からも杉板を2枚並べる。
④このサンドイッチ状態で固定する。と、リンゴ箱の外寸がつっかえとなって支えられた真ん中のスペースは、ジャストA4版が縦に収まる。リンゴ箱内には小さな版型の本、あるいはA4版雑誌を、背を見せて平積み。
⑤これを2〜5段重ねれば、書架ができる!
ベッドもリンゴ箱を並べた上に桐のスノコ置き、ベッド用のボードと薄手のマットを載せて完成。足元が収納になった。
机はパイプ脚の一方を、リンゴ箱2段書架に変えて。そのてっぺんもL字型デスクとして使う。PCと書き物、本、コーヒー、ぜんぶ同時に並べられるのでとても使い勝手がよろしい。
さて、すべての本を収めるには、姉の部屋を片づけ、書庫に新装しなければならない。壁一面に、5段(165センチ)のリンゴ箱書架をこさえるのだ。あと、古タンスと押入れも使う。でも、先の見通しはついたぞ。
by kawa-usso
| 2012-04-23 14:55
| 雑感、いろいろ。