今季もっとも苛烈な仕事。
実るほど ばったりいっちゃう稲穂かな。
ひとめぼれが一部、先だってのにわか雨で倒伏。元肥料が多く撒からった(わかるかな? 適宜撒こうと思ったのに、必要以上に撒いちゃった、ちゅう意味だ)せいで、丈が長く育ってしまった部分である。穂がスカスカではないのだから、まあ許容範囲ではある。
秋らしく、川と山裾に冷たい霧が出るようになった。
9月5日を最後に、今季の揚水が止まった。もう田んぼに水は要らない。あとは畑を潤す程度の雨があればいい。台風も要らない。特に雨台風は絶対に来ないでください。
排水と乾燥をうながすために、畦畔(けいはん=あぜ)を切る。これがてぇへんなことといったら、おどげでない(やってられないくらい最大級の大変)。
幅1メートル程度の畦にスコップで切れ目を入れ、ブロック状にすくいとった土が、半端でなく重い。ようやく畦の上にごろりと置けば、不定形だからバランスを崩して水路に転がり落ちる。やれやれと手で拾い上げると、ぼそぼそと割れていっぺんには拾い上げられない。こんなことを繰り返して、溝1本切るだけで足も腰も悲鳴を上げる。
そのうちに太陽の直射がじりじりと照りはじめて肌を焼く。汗が吹き出す。
肩どころか全身でぜいぜいと息をつきつき、15〜16本切ったところで精も根も尽き果てた。あと5〜6本、明日にまわす。こりゃもっと楽な方法考えないと身がもたん。
by kawa-usso
| 2012-09-07 10:25
| いま田んぼでは2012。