近所はライバル。
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淡竹と書いて[ハチク]。太くてもせいぜい径15センチくらいのタケノコで、モウソウよりも薄手の外皮に包まれている。これが北上川沿いの淡竹林にざくさく出るものだから、この季節はじーさんばーさんがよく散歩するのだ。というか、散歩は目的でなく、タケノコをゲットするために。
川岸というものは[結]で利用してきた慣例的な共有地である。かつては岸辺に網をしかけて魚を採ったり、ヨシを刈り集めて屋根を葺いた。薪などを採った[入会山]と同じだ。このタケノコも、集落の誰がとってもいい。
数軒が毎朝毎夕熱心に「さんぽ」するわけだが、よくかちあう。後から来た方は、先に入った方が手にもつ肥料の空き袋の中身が気にかかる。
「採れた?」
「べっこ(少し)ばりな」
ずしっ。とした量感からもちろん少しではないことはわかりきっているのだが、そこは大人の会話で(笑)。
このタケノコ、米ぬかとともに1時間も茹でる、というモウソウ筍のような手間が要らない。数十分ほど、下煮しただけで抜群においしい。煮しめ、炒め物、天ぷら(は生から)、炊き込みご飯。繊維の質感がはっきり、シャッキシャキの爽快な歯触りを誰もが、もちろん拙宅もモウソウ以上に好む。だから、さんぽバトルは凪いだ水面のようにおだやかでありながら、その実煮えたぎっているのだ。
淡竹と書いて[ハチク]。太くてもせいぜい径15センチくらいのタケノコで、モウソウよりも薄手の外皮に包まれている。これが北上川沿いの淡竹林にざくさく出るものだから、この季節はじーさんばーさんがよく散歩するのだ。というか、散歩は目的でなく、タケノコをゲットするために。
川岸というものは[結]で利用してきた慣例的な共有地である。かつては岸辺に網をしかけて魚を採ったり、ヨシを刈り集めて屋根を葺いた。薪などを採った[入会山]と同じだ。このタケノコも、集落の誰がとってもいい。
数軒が毎朝毎夕熱心に「さんぽ」するわけだが、よくかちあう。後から来た方は、先に入った方が手にもつ肥料の空き袋の中身が気にかかる。
「採れた?」
「べっこ(少し)ばりな」
ずしっ。とした量感からもちろん少しではないことはわかりきっているのだが、そこは大人の会話で(笑)。
このタケノコ、米ぬかとともに1時間も茹でる、というモウソウ筍のような手間が要らない。数十分ほど、下煮しただけで抜群においしい。煮しめ、炒め物、天ぷら(は生から)、炊き込みご飯。繊維の質感がはっきり、シャッキシャキの爽快な歯触りを誰もが、もちろん拙宅もモウソウ以上に好む。だから、さんぽバトルは凪いだ水面のようにおだやかでありながら、その実煮えたぎっているのだ。
by kawa-usso
| 2009-06-12 06:16
| 酒、肴、菜、飯。