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「ひとめぼれ」スタート。

 天気はここ数年でもっとも安定していそう。

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by kawa-usso | 2013-09-27 19:57 | いま田んぼでは2013。

明日から稲刈り。

 けさ、すこし雨が降った。
 天気はこれから回復して、北西よりの風(なれ風)が吹くだろう。そういう天気図だ。
 先日来のような秋晴れにはならず雲は多いかもしれないけど。
 稲刈りシーズンには、「なれ風」がいちばん良いとされる。日が差し、稲も田面も乾燥が進む。

 ササニシキの田んぼは、先日9月に入ってすぐと颱風18日号の雨でご覧のとおり。
 今年もまた無力を痛感する。そんなことわかりきっているのに、もう言ってくれなくていいのに、自然は手厳しい。
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by kawa-usso | 2013-09-26 11:41 | いま田んぼでは2013。

住む。47号、本屋さんで。

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ふぃっとするものがたくさんありますね、
いつもながらこの部屋は。

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素材も自然なものだし。

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机は散らかっているのですね。
どうせ仕事ないんでしょう。

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あ、季刊[住む。]47号ですか。
発売ほかほかなんですね。
わたしは読書台ですか。
まあいいんですけど。
by kawa-usso | 2013-09-24 12:40 | 本の話題と掲載誌。

シソの実、いまでしょ。

シソの実が採り頃を迎えた。
いつも稲刈りの直前。
穂に花が2つ3つ残っている状態がちょうど良い。
軽くこいただけで、ポロポロとざるの中にこぼれ落ちる。
適期を過ぎると茎とのつながりが強くなって、簡単には取れなくなる。

でも指先についた色と匂いは、簡単にはとれない(うれしいことに)。
仕事中、運転中、すいと指を寄せて残り香に心を沈める。あろまてらぴ?
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by kawa-usso | 2013-09-19 12:37 | いま畑では2011。

木と本、暮らしの中に。

 コンフォルト10月号(建築資料研究社)。特集は「木と暮らす、本と暮らす」。
 いまは木以外の素材も石や土や紙だけでなく、石油系金属系もすんごい種類に及んで、極端な話「木」以外の素材だけで住まいをつくることだって難なく可能。それでも木を眼中にないほど差し置いて住まいの内外を考えるとしたら、寂しい。寂しいだけでなく、木がもたらす手触り、匂い、体温のようなもの、などなどの優しく豊かな感性から目をそらすことは、明らかに損だと思う。

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 木に一手間かけると紙ができる=本、という言葉遊びがあるのかな。木がそこにある気配と、本がそこにある気配はなんだか近いものがある。もちろん相性も良い。事例では大きな船倉のような書架に囲まれた部屋、空中を浮遊して思った本の場所へ行けそうな気がする宇宙船のような蔵書部屋、「構造すなわち本棚」のようなミニマム書斎……。どれも読書家、愛書家が夢想するような耽溺空間だなあ。

 耽溺といえば(!) だいぶ昔に石巻中心街にあった躭書房(たんしょぼう/躭は耽の同意字らしい)の場所に、本を通しての震災支援コミュニティ広場石巻 まちの本棚がオープンするまでも6ページにわたって紹介されている。躭書房は、本を探しあぐねて店員さんにたずねてもわからないような昨今のコンビニエンスな本屋ではなかった。教職とか研究者とか、石巻のインテリさんたちが本を頼む知と考のサロンだったのだ。

 小屋萌にとっての神(写真家の中里和人さんと並ぶ!)・中村好文展「小屋においでよ!」誌上展覧もすばらしい。なんか付け足しみたくなってしまったけど、もちろんさにあらず、巻頭から16ページものボリュームよ。
by kawa-usso | 2013-09-09 19:50

遠野の地域誌「パハヤチニカ」。

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 だいぶ遅くなったのだが、27号がいわて遠野周辺で発売中です。500円。
 例によって2ページばかり受けてます。

 こんな記事(と勝手に気前よく)……他の記事は……渡辺、刷り上がりギャラ(笑)でもらった10部が、まだ2部ほど余ってます。希望者に進呈します。買ってもよい方はこちらから→「パハヤチニカ」

漁師が山に寄り添う理由。


 山の頂は、遮るものがなければどれくらい遠くから見えるのだろうか。昨年、地元新聞に稿を寄せるため、宮城県は牡鹿半島の先端沖に浮かぶ霊島、金華山について調べた。頂上の高さはざっと445m。遮るものがない、という仮定は実のところウソで、他でもない地球そのもの(地球弧)が遮るものはバベルの塔であろうと見えないのだ。金華山は計算によるとおよそ70キロメートル以遠の海上から視認できるとわかった。
 牡鹿町史(中巻)をひもとけば、沖にカツオを追う漁師は、金華山の明瞭なシルエットが水平線にどのくらい隠れるかで距離を推し、「三の御殿」「ニの御殿」などと海域に名前をつけていた。さらに遠く船を進め、山頂が水平線よりわずかのぞく海域は「ニオボシ」、水平線に完全に没したら「ヤマナシ」。金華山を通過する時は船上で灯明を灯し、神酒を上げ、餅米をまいて拝んだ。またサンマ船等は帰港する際に金華山沖で7尾の魚を投じて捧げ、大漁と安全を祈願したという。
 海上で船の位置を教えてくれる目印であり、それ以上によりどころとなった存在が、明らかに見分けられる山である。宮城では海上のいわば独立峰・金華山がその役を果たした。前置きが長くなったけれど、北上山地で群を抜く高峰の早池峰山もまた同じだ。計算してみると、1917mの山頂は160kmの彼方からも微かに拝める、という結論を得た。最も近い山田湾や宮古湾まではざっと50km、外洋まで55km。そこから計算上はさらに100km沖合に出てさえ(双眼鏡は必要かも)早池峰山は見える。
 『パハヤチニカ』10号の早池峰特集(2000年10月巻)では、三陸の漁船には早池峰丸という名をつけた船が多いこと、山田町大沢に早池峰講中がいまなお残っていることを報告した。船主や溝中の漁師にインタビューし、早池峰山の存在をあぶり出している。
 『うんと沖合に出ると早池峰が先に見えるんです』
 『船頭に「カシキ(炊飯係)覚えておけよ、あれが早池峰山だ」と教えられた。それ以来毎朝早池峰山に向かい、ご飯釜の蓋に御飯を載せ「早池峰さん」と三回拝み、その日の海上安全と大漁を願うようになった』
 陸を離れて船に命を託し、海原を漂う。ひとたび荒れようものなら数トン数十トンの船など木っ葉と同じである。まさにそのような状況にぶち当たってしまった漁師たちの、陸を目指す心中が胸に迫って息苦しくなったことがある。2006年10月、宮城県の女川沖で座礁し乗組員16人が死亡・行方不明となった、サンマ漁船第七千代丸の航跡記録(ネット上の海難事故審判記録で)を読んだ時であった。三陸沖440kmからまっすぐ綾里崎灯台を目指す1時間毎のプロットは、15時59分に釜石沖へ達する。そのとき、荒天の空の下で早池峰山は見えただろうか。漁師たちは「あとひと頑張りだ」と、思えたただろうか。
 気仙沼港をパスし女川港を目指したのは、同港のサンマの水揚げ価格が、少々高かったからとする見方がある。1キロの単価1円2円の差で、燃油代が浮き、船員の取り分が増やせるのだ。
 危険を顧みないのでなく、理解した上で一歩を踏み出す。何事でもない顔で笑いながら乗り込んでいく彼らの仕事は、腹の底にどれだけの覚悟と胆力と、信心が座っていればできることなのか。
a0118120_929211.jpg 写真は震災前の大船渡市赤崎町で気づいた、「早池峰」と刻まれた石碑である。早池峰溝中の地域的な広がりがどこまで及ぶのかはわからないが、きっとこの地にも息づいているのではないだろうか。赤崎といえば、赤崎冬華の名で通る大粒のカキ産地であることを知っておられる方も多いだろう。浜から北西の方角を見ると、五葉山(1300m)がたちふさがり、早池峰山はその45km向こうだ。見えないけれども、きっと漁師の心に早池峰はそびえている。
 東日本大震災から2年半が経つ。哀しいけれど神様は豊漁ばかりを授けてくれない。が、授けてくれるのもまたも神様(=自然)である。漁師は万難を乗り越えそれを獲ってくれるというのに、サンマが高いカキが高いと言ったらそれこそ罰が当たるぞ。
by kawa-usso | 2013-09-06 09:30 | 本の話題と掲載誌。

無沙汰をしているキノコ山〜栗駒山。

 震災以来一度も足を運んでいないが、秋といえば時間をつくって栗駒山にいそいそでかけていた。耕英(こうえい)開拓地から入っていく世界谷地湿原の周辺が、キノコ採りのホームグラウンドだったからだ。
 カラマツと杉の植林地、ブナの二次林、原生状態の林、クロベとの混交林など、実にバラエティに富んだ森に囲まれている。これだけ林相が多様ゆえ、採れるキノコも豊富だった。雑キノコしか探し当てられず、マツタケ、マイタケ、ホンシメジなどにはついぞ当たった試しがないけれど、一家の食卓を飾る程度の収穫はいつ行ってもありつけた。
 いま、栗駒山南麓はマイルドにホットスポットとなって、採取には多少なりとも勇気と責任が伴う。採る採らないにかかわらず、この秋こそ再び行ってみたい。

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by kawa-usso | 2013-09-02 20:55 | FOOD×風土@とうほく


ササニシキ偏愛の米農家兼フリーライター。みやぎ石巻(本宅)&いわて花巻(小屋)……長大な北上川河畔の南北拠点から、東北6県の[農林漁業と食住の文化]を観て聴いて報告する「じぶんメディア」


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