海を観る。
漁師が「海のみえる場所に住みたい」と言う時は、特別な意味合いを含む。私たちは、海の色を、光のあんばいを、波の大小を、ただ眺めて「いいなあ」と呑気なことを言うくらい。
漁師の「みる」は、「観る」と当てた方がよい。いや「読む」という表現にしたほうがぴったりかもしれない。波を、海面の色を、陸から見える潮目を、風や雲も判断の材料にして、その日以後の天候と海の模様を予測する。
きょうは昨日とどう違うか。気づきやすくなるためには、同じ浜であることがベストだ。家はもちろん、船も至近でなくては。
新聞紙上に、被災地での住民アンケート結果がよく出てくるようになった。漁師が多い地域では、「海の見える場所に住みたい」という希望が多い。それは、漁を諦めていないということだ。その気持を応援したいと思う。
漁師の「みる」は、「観る」と当てた方がよい。いや「読む」という表現にしたほうがぴったりかもしれない。波を、海面の色を、陸から見える潮目を、風や雲も判断の材料にして、その日以後の天候と海の模様を予測する。
きょうは昨日とどう違うか。気づきやすくなるためには、同じ浜であることがベストだ。家はもちろん、船も至近でなくては。
新聞紙上に、被災地での住民アンケート結果がよく出てくるようになった。漁師が多い地域では、「海の見える場所に住みたい」という希望が多い。それは、漁を諦めていないということだ。その気持を応援したいと思う。
by kawa-usso
| 2011-07-21 09:26
| 震災を越えて。
ササニシキ偏愛の米農家兼ライター/フォトグラファー。みやぎ石巻(本宅)&北東北いわて支局(通称:花巻小屋)〜長大な北上川河畔の南北拠点から、東北6県の[農林漁業と食住の文化]を観て聴いて報告しています。
by kawa-usso
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