大室南部神楽、春の祭り。

 田植えの準備の合間。ぽっ!と空いた午後、ささやかなお出かけ。
 うちからクルマで30分の、石巻市北上町へ、春のお祭りを見に。
 大室南部神楽と交流団体の上演があったので。
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 まさに天晴!地元やボランティアのスタッフらをのぞいても、300人くらいいるんじゃないだろうか。テントにしつらえた舞台、垂れ幕。揃いの法被。面と装束。何もかもピカピカ。台詞が記された神題簿まで、ありとあらゆるものを失ったのに、よくぞここまでと思わずにいられない。

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 埼玉県の南部神楽愛好家による「みかぐら」という舞の終盤から鑑賞。演者が幕内に入った後も、楽を2〜3分くらい、まるで曲打ちのような太鼓のバチさばきで続けるのであった。最初から観たかったなー。
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 右は岩手県一関市藤沢町の、下大籠南部神楽(兄弟神楽だそうです)による「信田ケ森」という演目。物語まではしらないのであるが、演者自身が朗々と謳いながらの舞。
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 大トリは大室南部神楽による「水神舞」。解説によると、「東国の水神」と「西国の水神」が神らしからぬ短腹でケンカしているところへ、ザッツ大物のニニギノミコトが現れて仲裁する、ということらしく。

 石巻市北上町十三浜地区の、大室という浜です。県下で最も評価の高いワカメの産地。そしてカキ、ホタテなどなどの養殖も盛んだ。震災当時、比較的多くの船が沖出しして助かった。高台移転地の造成も、他の地区に比べて進んでいる。石巻市域でもかなり「はずれ」に位置し、人口の流出も小さくない。でも神楽の復活こそは、生業の再起にも増してまっすぐな気持ちの―「ここで暮らしていこう」という意思の表明であり、誓いなのだろう。
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by kawa-usso | 2014-05-06 00:20 | 震災を越えて。


ササニシキ偏愛の米農家兼フリーライター。みやぎ石巻(本宅)&いわて花巻(小屋)……長大な北上川河畔の南北拠点から、東北6県の[農林漁業と食住の文化]を観て聴いて報告する「じぶんメディア」


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